白髪に対策に必要なビオチンとは?

30代の人に白髪が増えてきているという美容師の声。

ストレスの激化やIT化による眼精疲労などで頭皮が固くなっていることも関係ありそうですが、近年の食生活の変化で腸内環境が悪化し、「腸内細菌によっても生合成される」(厚生労働省)ビオチンが欠乏し始めたことも、大いに関係がありそうです。

現代人の白髪に、ビオチンが必要な理由とは?

ビオチンはあまり聞き慣れない栄養素ですが、アメリカではポピュラーな白髪改善法なのだそうです。

ビオチンは、1937年、オランダのケーグルによって発見され、ビタミンHともビタミンB7とも呼ばれています。皮膚(もちろん頭皮も)と粘膜の健康維持に関わる必須栄養素で、欧米では乳児用調製乳にビオチンの含有が義務付けられています。

ビオチンは白髪の他、脱毛やアトピー性皮膚炎にも効果があると言われています。ビオチンはさまざまな食品に含まれており、また腸内細菌によっても生合成されるため、これまでは一般的に欠乏は起こりにくいとされていました。

最近、白髪のための栄養素としてビオチンが注目されているのは、外食が増えるなど食生活の変化が引き起こす腸内環境の悪化で、腸内細菌による生合成に異変が起きたためのようです。

以前は、ビオチンの欠乏症が起こるのは、抗生物質の服用で腸内細菌に変調をきたした時くらいでした。

髪の成分であるケラチンの合成を助け、髪を黒くする色素沈着の酵素の働きをサポートする亜鉛やメラニン色素を作るのに必要な銅と違って、ビオチン自体が黒髪を作るのではありません。

しかし毛細血管を太くして血行促進する働きがあるので、栄養をきちんと届けて頭皮の状態を整えてくれるのです。パソコンの使用などにより頭の疲労、首の血行不良、眼精疲労などで頭皮が硬くなってしまった現代人には朗報ですね。

亜鉛や銅の他、タンパク質や各種ビタミンが含まれる肉、魚、ゴマ、小魚、海藻、レバー、イカ、納豆などを含むバランスのとれた食生活が重要なことは言うまでもありません。適度な運動や良質な睡眠も。プラス、ビオチンなのです。

多忙な生活のなか、どうやってビオチンを摂取するか

忙しいと、どうしてもコンビニのお弁当やファーストフード、インスタント食品などが増えてしまいます。食生活を改善して腸内環境を健康にし、白髪にならない栄養をきちんと摂るのがいいとわかっていても、なかなか実行が難しいのが現状でしょう。

幸いビオチンが含まれている食品は鶏レバー、牛レバー、豚レバー、いわし、にしん、牡蠣、落花生、卵、くるみ、ひまわりの種、きな粉、玄米ご飯、カリフラワー、バナナなどと種類が多いので、意識してどれかとるようにしましょう。

それが難しい時は、サプリメントが市販されています。ビオチンは水溶性のビタミンなので水に溶けやすく、熱に弱いという性質を持っています。煮物は、汁ごといただきましょう。また、ビタミンAやB群と一緒に摂ると効果的と言われています。

新たに注目されつつある栄養素ビオチンを食生活に上手く取り入れて、若々しい黒髪の取り戻しにチャレンジしてみましょう。